2019年9月16日月曜日

ソニーの犯した4つの失敗とXperia2に期待すること

Xperiaという名前を聞いたことがない人はいないでしょう。
Xperiaとは、ソニーの販売しているスマートフォンです。

そんなXperiaですが、海外でのシェアはほとんどありませんし、業績好調なソニーでの唯一の赤字分野です。

そこで、今回は、Xperiaが業績回復のためにすべきことをまとめました!



その1 イヤホンジャックの復活

そもそも、初めてイヤホンジャックを廃止したのは、日本で最も売れているスマートフォンであるApple製のiPhoneです。
しかし、このとき、多くの人が「イヤホンジャックがないのは不便だ」と口にしています。

「ワイヤレスイヤホンを買えばいいじゃん!」という意見もあるかもしれませんが、毎回充電をするのは面倒だし、音ゲーマーにとって、遅延は致命的なものです。

そこで、多くの日本人は、イヤホンジャックのあるAndroid製スマートフォンを使おうとしました。実際、私の周りでも、イヤホンジャックがあるからという理由で、Androidに機種変更した人も多くいました。

ところが、なぜかこの流れに追従してしまったXperia。新機種(Xperia XZ2)は「ランチパック」と揶揄され、イヤホンジャックがないからという理由で、あえて旧機種であるXperiaXZ1を買う始末。

利用者の声を聞かない製品は、売れなくなって当然です。
イヤホンジャックの復活は、業績回復の第一歩です。



その2 SIMフリースマホとしての販売

時代の流れについていけないものは、当然売れなくなります。
例えば、新聞。デジタル化した世の中で、紙媒体による情報収集は当然減っていきます。

日本では、現在、政府主導で、端末と通信料金の分離を行っています。
にもかかわらず、日本でのSIMフリーXperiaの販売に向けた動きがありません。

HUAWEIやASUSなど海外メーカーが揃ってSIMフリースマホで攻勢を強める中、ソニーは何をやっているんでしょうか…。



その3 廉価モデルの日本国内での販売

海外では、Xperiaの廉価モデルが多く販売されています。
ところが、日本ではたいてい最上位モデルのみ。

やっと、Xperia aceという廉価モデルがdocomoから販売されましたが、もっとラインナップを増やさなければ、海外勢に追いつけません。

安いスマホでも、事足りるようになってしまったからです。



その4 端末発表は1年に2回→1年に1回に

Xperiaは、毎年2回、最上位グレードの新製品を発表しています。
しかし、購入者にとってもこれでは困ります。

買ったばかりの端末なのに、半年後にはすでに旧機種になってしまっているのです。
これでは、Xperiaを買う気もなくなってしまいます。

一方、買おうか迷っている人にとっても、進化が乏しく、「これすごいな!」と思えなくなってしまいます。

これでは、売れなくなってしまうのも当然です。



これらの点さえ押さえれば、Xperiaはとても良い端末だといえます。
私自身、初めて購入したスマートフォンはXperiaでした。
(現在は、イヤホンジャックがないということからGalaxyを使っていますが…。)

次のXperiaのモデルには、ぜひともこれらの失敗を克服してほしいと思います。