2019年9月16日月曜日

IR誘致に成功するのは横浜市より千葉市の可能性が高いと考えられる理由

IR誘致をめぐって、各都市が名乗りを上げています。

現在IR誘致を表明・検討しているのは、以下の通りです。
  • 北海道
  • 東京
  • 神奈川
  • 千葉
  • 愛知
  • 大阪
  • 和歌山
  • 長崎
その中でも、首都圏の中からは1都県選ばれるといわれています。
先日は、横浜市がIR誘致を正式に表明しました。

今回は、東京都・神奈川県横浜市・千葉県千葉市のなかで、どこがIRの誘致に成功するのかを分析していきます。



その1:東京都

東京都も、IR誘致に関心を持っています。
おそらく、候補地は臨海副都心であろうと考えられています。

人口が増えていることもあり、地元の反対をどう抑えるかが今後の注目点です。



その2:神奈川県横浜市

商業・ビジネスの中心であり、高層マンションも多い横浜市。古くから港町として栄えてきました。

さらなる集客と税収の増加を狙い、誘致を表明したのも当然といえます。

ところが、横浜市は地元の反対があまりに大きいという特徴があります。
IRの候補地である山下ふ頭では、カジノ反対を明確にしています。
仮に、IR誘致に成功したとしても、スムーズに取りかかれそうにはありません。



その3:千葉県千葉市(幕張)

幕張メッセや千葉マリンスタジアム、イオンモール幕張新都心をはじめとした、人が集まる千葉県の中心地です。

私が、千葉が有力だとする理由は3つあります。


①地元の反対が少ないため、誘致に成功した場合、スムーズに取りかかれる。

→横浜市では、地元の反対が大きいのに対し、千葉市では、地元企業が積極的に誘致しています。

②幕張新都心は、住宅地区とビジネス・商業地区が明確に分かれており、住宅地域に影響を与えることがない。

→IR誘致に成功した場合、住民にとっては、治安が悪くなるという不安要素があります。しかし、幕張新都心におけるIR候補地は、住宅地域とは反対の西側地域。他市に比べて、住民にとっても、そこまで不安には思わないでしょう。

③IR候補地周辺は空き地も多く、付近に新駅の設置が決まっている

→イオンモール幕張新都心に隣接する駅を開業することがすでに決定しています。
また、まだまだ空き地も多く、候補地を海上にするという案もあり、柔軟に対応が可能です。

これらのことから、横浜市よりも千葉市の方が可能性が高いといえます。
東京都の今後の動きにも注目です。